低音フルートを愛でる会(その1)

前回の記事を投稿したときは夏真っ盛りでしたが、いつのまにか季節はもう秋。
薩摩フルートの会の定期演奏会まで、あと4か月足らずになりました。
会員一同、演奏会に向けて練習に励んでいるところです。

さて、今回は、薩摩フルートの会の話題ではないのですが、
会のメンバー4人(アマチュア含む)が参加した
「低音フルートを愛でる会 コンサート in くまもと」についてレポートします。

このコンサートは多久潤一朗氏監修、
フルートアンサンブル’90の主催により実現した
「低音フルートだけによる演奏会」です。

ここでちょっと簡単にご説明を。

まず、多久潤一朗さん。
「福岡県生まれ、埼玉育ちのフルート奏者、作曲家。
「無数のオリジナル奏法と自由な発想により従来のコンサートのイメージを一新させるパフォーマンスを行う。
東京藝術大学卒業。フルートを木ノ脇道元、佐久間由美子、竹澤栄祐に師事。」
(同氏のオフィシャルウェブサイトのプロフィールページより引用。)
最近では、アニメ「ユーリ!!!onICE」の笛類一式、大河ドラマ「おんな城主 直虎」のフルートを担当されています。

フルートアンサンブル’90について。
「1990年に熊本在住の女性フルーティストによって結成されたアンサンブルです。
メンバー全員が音楽大学等でフルートを専門に勉強し、現在はフルート講師として、またプレーヤーとして活躍中。
熊本のフルートを牽引する団体として活動を続けて来ました。毎年多彩な定期演奏会を開き、多くの固定ファンを獲得しています。」
フルートアンサンブル’90ウェブサイトより引用)

そして「低音フルート」とは何でしょうか。
薩摩フルートの会の演奏会に足をお運びいただいたことのある方はご存じかもしれませんが、
フルートには、オーケストラなどで普通みかける「フルート」や「ピッコロ」のほか、
「アルトフルート」「バスフルート」という、普通のフルートよりも低い音の出る仲間たちがいます。
さらに、もっと低い音が出る「Fバスフルート」「コントラバスフルート」という
大型のフルートもあります。

アルトフルート:G管と呼ばれる移調楽器です。普通のフルートよりも完全4度低い音(ドの指づかいでソの音)が出ます。長さはフルートの約1.5倍です。

バスフルート:普通のフルートのオクターブ下の音が出ます。長さは普通のフルートの約2倍です。

写真の左から2番目がバスフルートです。アルトはその右側ですがちょっとわかりづらいですね…

Fバスフルート:F管の移調楽器です。バスフルートよりも完全5度低い音(ドの指づかいでファ)が出ます。

コントラバスフルート:バスフルートのさらにオクターブ下の音が出ます。普通のフルートの約4倍の長さです。
Fバスフルートもコントラバスフルートも、横に持って吹くにはあまりに長すぎるので、奏者は縦に構えて吹きます。


(左がFバスフルート。こんな風に縦に構えて吹きます。
右はいずれもコントラバスフルート。写真はS氏提供)

こうした「低音フルート」は、フルートアンサンブルやフルートオーケストラで使用されることはありますが、
「伴奏」を担当することが多く、あまりメロディを担当することはありません。
しかし、この「低音」フルートには普通のフルートにはない魅力があり、
その魅力にハマったひとたちがプロアマ問わず、実は結構いるのです!

「低音フルートを愛でる会」は、そうした低音フルート愛好者で集まって
低音フルートだけでアンサンブルを楽しもうというイベントです。
これまでに何度か東京で開催されていましたが、
低音フルート愛好者がたくさんいる九州でもぜひ開催を!いう声を受け、
多久氏とフルートアンサンブル’90のお力により、
今回、九州は熊本での開催がついに実現しました。

説明だけで長くなってしまったので、
実際のイベントレポートは次回へつづく…(すみません)。

(今回の記事作成にあたり、季刊ムラマツ 2017年秋号を参考にしました)